
2022年中途入社 福岡事務所 企画調査部 遊佐菜月
―大学生時代は、どのようなことを勉強されていたのでしょうか?
私は大学では国際教養学部に在籍し、都市計画を勉強していました。
都市計画と言うと、多くの人が、ビルを建てるなどの建築系の理系をイメージすると思います。
しかし私はどちらかというと、例えば「今後、子育て支援を地域でどうしていくべきか?」
などのソフト面での「法律の整備や、街づくり」を学びました。
―当社を知った経緯は?
転職活動を始めた当初、転職サイトでいろいろ探していました。
そこで、当社を見つけて、採用サイトも見て興味を持ったので応募しました。
面接の時点で、会社のネガティブな部分もオープンに話してくれた
―当社の選考で良かった点はありますか?
当社の面接のよいところは、面接の時点で、会社のネガティブな点も事前に話してくれたところです。
「残業時間がどうしても多くなるときがあるよ」
「調査の日は朝早く起きなくちゃいけなくて、会社集合もすごい早いよ」
という話を事前に丁寧に説明していただいたので、そういう事が分かった上で意思決定ができた点は良かったです。
街づくりにも携わりたい
―当社のどこに興味を持たれたのでしょうか?
私は、もともと街づくりに興味があったので、都市計画系の仕事に携われたらいいなと思っていました。
建設コンサルタントなどで、いろいろ探してはいたのですが、転職活動を始めたのが、新卒1年経つか経たないか頃だったので、応募しても、
「まだまだ経験が少ないから、採用できません」
ということが多かったです。
そういった状況の中
「未経験でもOKで、第二新卒でも応募していいですよ」
と求人サイトに書いてあったので
「だったら挑戦してみようかな」
と思って、応募しました。
―今は、どのようなお仕事をされていますか?
交通量調査と検討業務をどちらもやっています。
入社して最近までは、検討系の地域公共交通計画や、都市計画基礎調査をGISなどを使って、携わっていました。
今年から閑散期を利用して、調査で現場に出て覚えられることは、今のうちに覚えておいて、繁忙期にできる様になるために、最近は現場によく行ってます。
現在は、業務割合は半々かと思います。
都市計画の根底に立つ仕事
―当社に、入社する前と後でイメージのギャップはありましたか?
イメージしていたよりも「現場の交通量調査が大変だな」というのは思いましたけど、面接の時点で現場に出る時の大変さや、深夜に集まって次の日の夜遅くに帰ってくることは聞いていました。
その辺は覚悟を決めて、入社したので特に入社前後の大きなギャップは感じなかったです。
―現在のお仕事は、ご自身のやりたいことと一致している部分はありますか?
街づくりといっても、ベースとなるのは、現状のデータですので、交通量調査は街づくりの一番根底にある部分だと思います。
現場を見て、集計して学んだりして、自分の頭の中で考えられる部分もあります。
あとは、検討系の業務では
例えばある街を通っているバスの現状とかを、GISで把握したり、人口を把握したりすることで、自分が得られるものはあると思うので、その様な仕事は特にやりがいを感じますね。
バトミントン部で培われた体力と根性
―交通量調査を実際やってみていかがでしょうか?
私は特に体力面で「もう無理だな」と思うことは、現状ありません。
ずっと体育会系で、小学校から大学までバドミントンをやっていたので、体力には自信があったので苦に感じないのかなと思います。
男性でも女性でも、ある程度スポーツをやられてるような方であれば、特にそこまできつくはないと思います。
しかし、きつくはないですが、根性は必要だと思います。
交通量調査の時は長時間になるので、長時間になる上で調査員の人にいろいろ伝えることは、しっかり正確に伝えないといけないので、頭も使いながら、プラスで体力も必要になります。
そのような場合でも、途中で諦めるわけにはいかないので、そういう面で根性が必要だと思います。
長時間働くことに関しては、まだあまり暑い時に行ったり、寒い時に調査に行ったりはしていないので、まだわからないですけど、しっかり前の日に寝て、食事をとって、元気な状態で挑めば問題はないと思います。
柔軟に有給を消化できる
―交通量調査の日は、午後休や半休取るなどして、調整できる柔軟な体制はありますか?
午後休をとってもいいですし、1日休みを取ってもいい体制です。
「調査の前日は残業はしないように」
と上司には言われているので、その辺の体制はしっかり整っています。
また、調査の翌日も有給を使うこともできますし、15時間以上の調査ですと、翌日はお休みになったりするので、体調管理などの配慮はされていると思います。
―前職と何か違いはありますか?
当社に入社して
「制度が整っている」
という風に感じました。
有給以外の休暇や、夏季休暇もあります。
前の会社は、お盆に会社指定のお休みの日がちょっとあるぐらいなので、自由に取れる夏季休暇というのはなかったです。
前の会社より、福利厚生の面ではいいかなと思います。
仕事ではつねに「確認」を徹底している
―仕事をする上で、普段から気をつけているようなことはありますか?
例えば、報告書を書くときや取引先に調査の結果を提出する際は、データがしっかりしたものなのか、誤字脱字がないかということは、確認して気をつけてはいます。
GISを活用することに苦労した
―1年以上働かれて、今まで大変だったなと思うことはありましたか?
去年の9月頃から都市計画基礎調査を、今年の3月ぐらいまでやっていました。
GISというソフトを使って、いろいろ図面を作ったりする作業で、GISは大学の時にちょっとだけ触ってはいたのですが、本格的に学んでいませんでした。
私は大学の時は、そんなにGISに関しては、興味がなかったので、授業でやってもあまり覚えられず、本当に初心者に近いレベルでした。
ですので、ソフトの使用方法を覚えながら業務をやるというのは結構大変でした。
学生時代の経験が活きる瞬間
―大学でも勉強されていたので、何も知らない人よりは有利だったなと思いますか?
直接的には活かされていませんが、大学で勉強してきたことが事前知識となり、業務を進める上でスムーズに理解ができるようにはなってるかなと思います。
例えば
「ここの地域は、こういう建物しか建てられないよ」
という決まりがあったりするのですが、大学で学んだ知識が備わっているので、感覚として
「こういうことなんだな」
という理解は、説明書や計画書を見ても、なんとなくわかるので、そういう面は助かってるなと思います。
一人でやれる業務が増えてきた
―今の仕事でやりがいはありますか?
GISを使った業務は、もともと全くわからないまま始めて、それがだんだん覚えていくことで
「これができるようになった、次はもうちょっといい色合いで図面が作れるようになった」
「もっと効率よくその データを入れて、図面に表示できるようになった」
という風に段階を踏んで、覚えていけてるなという実感をすることができたので、そういう面では自分が成長しているなと思います。
やりがいと言ったらちょっと違うかもしれないですけど、やっていて楽しいなと思いました。
他にも、私は福岡空港の国際線でアンケート調査を担当していたのですが、最初は上司と一緒に空港に行って、自分も調査員をやるところから始めました。
先月もアンケート調査があったのですが、ほとんど一人でやることができました。
一人でやれる業務が少しずつ増えたことで、自分が成長している実感がありますね。
今後は、公共交通計画などにも携わっていきたい
―今後やってみたいお仕事はありますか?
調査業務と検討業務を両方経験できるので、そこはこのチームの強みかなって思っています。
そのため、どちらも覚えて将来的には、交通量調査で得たデータを活かして公共交通計画や、その上の総合計画を作る仕事に携わっていけたらいいなと思います。
また昨年の末に技術士捕を取れたので、技術士の資格が取れたら会社にも役に立つと思うので、チャレンジしてみたいですね。
積極的な人が向いている
―どのような方だと、当社で活躍できると思いますか?
何事にも受け身にならないで、自分から積極的にわからないことは質問することができる、積極性がある人は向いてると思います。
業務がトントン拍子に進んでいくので、受け身になっていたら上司からの
「次これやりなさい」
という指示が遅れてしまうと思うので、自分が終わったら
「これ終わったんですけど、次は何やればいいですか?」
という風に積極的に聞ける人の方が良いと思いますね。
主体性を持った人と一緒に働きたい
―今後どのような方と一緒に働きたいですか?
主体性のある方と一緒に働きたいです。
当社は、調査業務の時や、計画書を作る段階でも
「これはこうした方がいいんじゃないか?」
みたいな意見を提案して
「確かにその方がいいね、じゃあ取引先に聞いてみようか」
という感じになる流れもあります。
自分の考えを提案ができる体制なので、そこは社歴が浅くてもやりやすいと思います。
特に上の方から
「気づいたことあったら言ってくれ」
「提案してくれ」
という風に言われている訳ではありませんが、自分は言えてるので、言いやすい環境なんじゃないかなと思います。
そういう意味も、当社では積極性のある人が良いのかなと思います。
受け身の人だと、そういうことが言えないので、業務に関して改善できることがあるなら
一番下の自分でも言えるような環境ではあるので、そういう意味で積極的な人と一緒に働けたらいいかなと思っています。