
2021年4月新卒入社 沖縄事務所 嘉手納 智弘
入社前にアルバイトとして働いていた
―入社の経緯は?
大学院時代に「沖縄経済がどうやったら自立できるか?」をテーマに卒業論文を書いていました。
地域経済に貢献できる仕事はないか調べていたところ、私自身なにかを調べてレポートを書くことが好きだったので、それをこの会社なら仕事として出来るんじゃないかと思って当社に応募したのがきっかけです。
また内定後は大学院を卒業するまでアルバイトとして働かせていただいたのですが、その際に社員の方や社内の雰囲気も魅力的に感じたことも理由の一つです。
仕事を担当したら最後まで納得いくまで関われる
―入社1年目はどの様な仕事をしていますか?
交通に関する様々な調査を行っており、特に交通量調査をメインに行っております。
最初は現場に出させてもらい、交通調査のやり方を現場で教えてもらいました。
調査票をもとにどの様にデータを集計するかを教えてもらいながら実際に行い、成果物まで完成させていくのを、先輩の指導を受けながらやっていました。
またこの交差点の渋滞原因はなんなのか?
どうすれば渋滞が解消されるのかも検討します。
交通以外にもアンケート調査や、公園施設の劣化状況の調査などその他様々な調査業務を行っております。
入社してから半年経過した位から、1人で調査を担当する様になりましたね。
交通量の調査以外にもアンケート調査や様々な調査があるので、そこがまだ戸惑うところでもあるのですが、メインの交通量調査に関しては慣れてきたと思ってます。
当社は新入社員の自分でも、仕事を担当したら最後まで納得いくまで関われます。
一から全部任してもらえるっていうのはあまり1年目でないと思うので、その点は自分には良い環境だなとちょっと思いますね。

交通量調査は朝の7時から夜の7時まで
―1日のスケジュールは?
出社した時はタイムカードを押して、パソコンを立ち上げてメールのチェックをします。
急ぎの内容がなければ、社員全員で朝礼を行い、それぞれのスケジュールを共有します。
朝礼が終わると業務が始まります。基本的に事務所内での業務は、調査を行うための準備や、調査後の集計作業などを行っています。
午前中は必ずこれをやって午後にはこれを必ずやらないといけない、みたいに時間ごとに決まった業務はほとんどないので、自分でスケジュールを管理して業務に取り組んでいます。
調査の際は、基本的な交通量調査は朝の7時から夜の7時までの12時間行いますので、その前後1時間を合わせた計14時間程度は拘束されます。
あとは沖縄事務所だけかもしれないんですけど、今年は全く新しい業務を沖縄事務所にチャレンジしてます。
仕事の進め方がそもそも確立していない中、手探りで仕事していることもあり、繁忙期の一番忙しい時期には深夜0時近くまで働く時もありました。
朝が早いので調査前日は十分に睡眠がとれるように、早く帰宅できるよう心がけています。
調査前には準備することが多い
―アルバイトと社員になってから違いはありましたか?
アルバイトの時は交通量調査の簡単な準備だったり、調査員として実際に交通量を測かることしかやってこなかったのですが、社員として正式に働きだしたときに、1つの調査を行うときに準備するものがとても沢山あることを知り驚きました。
例えば、現場を下見して大体どの時間帯が混んでいるのか?
調査員は何人くらい必要か?
計画書を作成して警察署に申請して調査員の募集・採用を行い、調査の説明資料も作って、当日の駐車場も確保してなど本当にいろいろあります。
あとは、社員として調査に出る時には監督員としての立場で出るので、調査当日の急なトラブルや、調査員さんが急に欠席したりすることにも対応するのが大変だと感じましたね。
アルバイトの時は交通量調査は簡単に見えたんですけど「終わるまでにこれだけ大変な業務があるんだな」とギャップを感じたところがそうですね。

少しの入力ミスで結果が大きく変わる
―仕事をするうえで気を付けていることはありますか?
まず一番は調査を行う前に、調査員さん向けに説明会を行うのですが
調査員さんがちゃんと理解できるか?
どうすればわかりやすく伝わるか?
ということを説明資料を用いながらしつこいくらい何度も説明しています。
最初にデータの計測を間違ってしまったら全く使えないデータになってしまうので「どうやったら分かりやすく説明できるかな?」というのは常に気を付けています。
また調査後のデータを納品する際、集計ミスがないよう徹底して注意しています。
当たり前のことかもしれませんが、少しの入力ミスで結果が大きく変わることもあるので、集計データにミスがないかのチェックは毎回慎重に行っています。
違う新しい武器を探す
―1年目で仕事で大変だったことはありましたか?
調査を行う際、基本的に1人で調査方法を計画し、調査結果の集計まで行うところが大変だと感じています。
一口に交通量調査といっても、交差点の場所や形状、調査の目的などで調査方法は異なるからです。
調査当日に急なトラブルが起きた際、調査が無事に終了できるよう、うまく対応しないといけないため、大変だと感じるときはあります。
また会社のメインである交通量調査は、人でデータを集計しているのですが、今後は国の方針でAIを使ってやっていくっていう方針になっています。
このままだと売上が下がってしまう可能性があるので「違う新しい武器を見つけていこう」という形で今までとは全然違う業務を受注していたので、今はある程度慣れてきたのですが、最初は本当に苦しかったですね。
お客様から感謝の言葉を頂く
―交通量調査の仕事を通じて、どんなやりがいがありましたか?
調査を行う際、その交差点を利用する車の台数は何台あるのか、主な渋滞原因はなんなのかを、0からデータを作成できる点はやりがいがあると感じています。
仕事を通じて自分が知っている場所の交通状況を詳しく把握することができるのでやりがいと同時に楽しさも感じています。
また調査中にお客様が現場を見に来て、少しお話しさせていただいた際に「○○さんとは初めてお会いしましたけど、今日はこの現場に○○さんがきてくれてよかったです」と感謝の言葉を言われた時は、頑張って準備してきてよかったと感じました。
経済系の調査にもチャレンジしてみたい!
―将来取り組みたい仕事はありますか?
地域の人の暮らしを大きく変えるきっかけになるような大規模な交通量調査に担当として取り組んでみたいと考えています。
沖縄は全国と比べても渋滞状況が特に悪く、しかもその状況がここ数年はあまり改善できていないと感じています
その改善に大きく貢献できるような仕事に取り組めるようになることが今の目標です。
また、ある程度力がついてきたら、交通量調査だけでなく、大学で学んでいた経済系の調査にも挑戦してみたいと考えています。
メイン業務である交通量調査と分野は違いますが、沖縄経済にも関心があるため、今後取り組んでみたいと考えています。
去年は1件応募できたのですが、那覇市の職員の前でプレゼンテーションをした際には、あまりにも緊張しすぎてしまい、ひどいプレゼンテーションになってしまいました。
今年はその経験を活かして、最低3件位は応募したいと思います。
マニュアルが無くても働ける人へ
―沖縄事務所で活躍できる人の特徴はありますか?
調査業務は、同じ交通量調査でも交差点の場所であったり形状だったり調査の目的で全然やり方が変わってくるので、たとえ何もわからなかったとしても、積極的に調べ続けることに抵抗のない人が活躍できると思います。
マニュアルが無いと働けない人には向かない仕事だと思います。
周りの先輩方をみると、業務を進めるうえで専門的な知識が必要になった際、最初は分からなくてもわかるまで調べて、そのあとお客様とお話ししている様子を目にするので、そのことに抵抗のない方は大きく活躍できると思います。
あとは、調査を行う際は朝が早いので、早起きに抵抗のない方も活躍できると思います。
親身になれる方と働きたい
―どんな方と一緒に働きたいですか?
自分のためだけでなく、誰かのためにも親身になれる方と一緒に働きたいなと思っています。
私も昨年はわからないことだらけで周りに何度も質問をしていましたが、だれ一人嫌な顔をせずわかるまで説明してくれたので本当に感謝しています。
いつか私も後輩ができたときは同じように接したいなと思っておりますので、何事にも親身になって取り組める人にぜひ応募していただきたいなと思っています。
誰かが困っていたら率先して協力するような雰囲気
―沖縄事務所の雰囲気は?
人間関係はとてもいいと思います。
沖縄事務所は技術社員が私を合わせて4名で、後は経理の方が1名と社員は計5名います。
例えば、誰かが担当している業務が業務時間内に捌ききれそうにないときは、他の社員が協力して一緒に終わらせる習慣があるので、社員同士の中はすごくいいと思います。
最近も私が定時内で業務が終わりそうになくて困っていた時も、所長をはじめ社員みんなが手伝ってくれました。
誰かが困っていたら率先して協力するような雰囲気が事務所内にありますので、とてもいい雰囲気で日々の業務に取り組めていると思います。